「今やろうと思ってたのに！」
「言われた時点でやってないんだから文句言うな！何でアナタの脳みそに合わせてもらえると思うの？何様だよ！」
「言われなくても出来るのにいちいち言わないでよ！」
「その態度、私にしかやらないよね？母親になら何をやってもいいと思ってんのか？」
「別にそんなこと思ってないよ！」
「でもやってんじゃん！思ってるからやるんでしょ！私に失礼なんだよ！」
黙ってプイッとどこかへ行くタカラ。
「相手が目の前にいるのに、何も言わないなんて失礼だろうが！何を待たせるのか言ってから行くのが礼儀だろうが！」
と怒る私。
「ちょっと機嫌直してくるからほっといて！」
と感じ悪いタカラ。
「いつまで待たせる気？機嫌直すって言えば許されると思うな！」
「もう直ったから行くとこだったのに！やればいいんでしょ、ほらやるよ！」
「そんな態度の人と、なんで私が一緒にやんなきゃいけないわけ？お断りだよ！」
「あっそお！じゃあやんなくていいのね！」
「ひとこと謝んなさいよ！」
「ごーめーんーねっ！」
「何それ、全然謝ってないじゃん。目も合わせないでさあ！階段走ればいいじゃん！」
「別に怒ってないのに何で走んなきゃいけないの！」
「それが感じ悪いっつーの！」
不毛でしょ。
大人気ないでしょ。
疲れるでしょ。
親ってだけで、私の方が優位なんだから
私が彼女の成熟に合わせて
コントロールしなきゃいけないはずなのよ。
タカラの精神の成長に比べて
私の声掛けが幼すぎるのが
原因だと思うのよ。
売り言葉・買い言葉 とか
意地を張るとか
終わり方がわからないとか
お互いに困ってるのは
そういうとこなんだよ。
音読前に４０分もかけて喧嘩して
元に戻して読む頃には眠いっていうね。
音読しなきゃいけない時間だったけど、
今日は金曜日だし ちょっと寝る時間を遅らせて
何が一番許せなくて不機嫌になるのかを
お互いに言語化してみた。
私：話している時に俯いて手遊びしてると許せない。怒り倍増する。
タカラ：わかってるのに「やったの？」とか言われると腹が立つ。
タカラが手遊びするのは
私の言葉が単純で長いから飽きるせい。
私が「やったの？」と言うのは
タカラがいつやるのかわからないから。
お互いがお互いに怒りを倍増させ合っているね。
相手の行動をごちゃごちゃ言うのは
一旦棚上げして
具体的に、解決策を考えよう。
とにかく母の最優先は、
タカラがしっかり寝ること。
これは絶対に譲れないから
そこから逆算してやってなければ
声を掛けざるを得ないんだよね。
声を掛けるタイミングの前に
やるべきことを終わらせてほしい。
そしたら言わずに済むよ。
ハミガキと同じで
何も言わなくてもちゃんとやってくれる
信頼があれば、
いつやるのかは
タカラの自由でいいと思ってるんだ。
そこから冷静に作戦会議。
この週末に、タスクの見える化を
百均のマグネットボードで作成することで、合意。
タカラが私の思い通りにならないからって
親に向かって何だその態度は！
とか強権発動するのは違うと思うんだよね。
絶対に許されないことが何かは
タカラはわかってるのよ。
だから
言い方や態度は、人対人としてケリをつけたい。
お互いに思い通りにならない状況は
具体的な打開策を行動することで
解決させるのだと伝えたい。
