【 珈琲の思い出 】
タカラがお世話になった、小さな保育室の
お歳を重ねた魔女のような園長先生が
淹れてくれる珈琲が美味しかった。
流行りの病気で登園児が少なくて、
(乳児2人に先生4人とか笑)
園長先生が忙しい時期じゃなくて、
私のお迎えがいつもより早くて、
タカラがまだ帰りたくない時。
そんな偶然と奇跡が重なる日なんて
ホントにわずかだったけど。
「子育てしてた時、真夜中だけが私の時間だったのよね。夜更けにレコードを聴きながら、きちんと選んだ豆を挽いてね、ゆっくり飲むのが好きだったの。そしたら上手になっちゃったテヘペロ」
そんな素敵時間なんて無かった、
私の孤独なワンオペ時代。
幼児にちょっと足を突っ込んだ娘が
パアパア言いながら笑顔で遊んでて、
それを横目に見守りながら
園長先生とおしゃべりしつつ、
薄い口当たりのジノリで
本当に美味しい珈琲を味わって
おかわり頼んだら早く帰れって言われた。
豆できちんと淹れる珈琲は大好き。
だけど今は
日曜日の朝に娘が作ってくれる
牛乳ましましインスタントコーヒーが
美味しいです。
父と母で微妙に味を変えてくるのスゴい。
おはようございます
私もいつかデロンギ買いたいです。