朝だ

 

明け方の夢に 幼い我が子が出てきた

 

 

3歳くらいのタカラが

私の目の前に ぐいーっと顔を近付けて

『ママ、だーいちゅき!』

とニコニコ言ってくれた

 

可愛い 愛しさだけが溢れる 私の宝物

 

この子を守るのは私だけの特権だ

 

愛しい愛しいタカラのぷにぷにほっぺを

さわろうとした瞬間に

 

 

頬骨に激震!

 

いっっったーーーあーー!!! ああ??

 

 

衝撃で現実に戻されたら

小3タカラの かかとおとし だった

 

 

…なんで?

 

私の枕のとなりで

それなりに枕を使って寝ているタカラの

 

なぜ かかとが 届くのだ?

 

 

朝の4時

 

 

母は痛さで覚醒しちゃったけど

小3のタカラはすうすう寝ている

 

寝顔は赤ちゃんの頃と同じ

だけど

もうあの幼いタカラには会えないんだな

目の前の 立派に育ったタカラが現実

 

そして彼女は

これから育ち続けるのだから

 

今日が一番ちいさいタカラなのだ。

 

 

 

かかとおとし

 

被害者になるのは何回目だろうか

 

 

かかとおとし

 

威力は増すばかり

 

 

かかとおとし

 

願っても被害者になれない日は近い。

 

 

 

 

 

おはようございます

 

 

起床したタカラに謝られたが

怒りは無かった

 

かかとおとしにノスタルジーを感じるなんて

子育てしなくちゃ 絶対にわからなかった

威力増大で痛いけどね