今年１１月に受験したら、
全統小テストは
タカラにとっては３回目になる。
塾講師のおぞましい事件は絶対に許せなかったが、
代替のテストは無いので、申込みをした。
そしたら２人目て…怒髪天。
…受験を検討させていただく。
ただ、全統小のおかげで
自分のダメさに気付けたので
備忘録として 残します。
１回目は、小１秋の受験だった。
その頃よく読んでいた
塾無しブログの影響で、呑気に受験した。
そして、教育機会の地域格差を具体的に知って、血の気が引いた。
同じ市内の公立中学に格差が存在する。
意識の高い親は学区で住居を構える。
そこまでして市内で県内で どれほど優秀だろうと
全国で見ると… 世界で見ると…
視点を狭めても拡げても、
ここは教育ヒエラルキーの下層部だ。
そこから松江塾にアクセスできた自分を褒めたい。
井の中の蛙になるな。下を見るな。前を向け。
受験した会場の偉い人が言っていた。
「終わったら、どうだった？は禁止ですよ。頑張ったねー偉かったねー、と褒めてくださいね」
鵜吞みにして、そのとおりにしたけど
タカラはそれほど嬉しそうじゃなかった。
てゆーか、その後のスーパーで夫婦喧嘩勃発して、それどころじゃなかった。なにしてんねん。
２回目は、小２春の受験
松江塾はビックリするような天才児ばっかり と感じている頃で、
タカラはそこでやってるんだもん。
なんとかなるさと思っていた。
そして子供の受験時間中に
親は前回同様、危機感を煽られる。
でもでも私は大丈夫！
だって味方が松江塾だもんね～♬
「どこの塾に通っていますか？」
アンケートにも堂々と 松 江 塾 と書く。ふふん。
「終わったら、どうだった？は禁止ですよ。頑張ったねー偉かったねー、と褒めてくださいね」
これも想定内。言われなくてもわかってるって。
会場の入り口で父兄は出待ちする。
続々と排出される小２達。
タカラは…おお！笑顔だ。よしよし。
そして前回同様に褒めまくる私。
それなのに、私と歩調を合わせずに、ニヤニヤしながら足早のタカラ。
ん？オイコラ母の話を目で聞かんかい。
その足早が周囲に迷惑なのがわからんか。
周囲の目があり、丁寧にそれを伝える。
それでも彼女の行為は変わらない。
それどころか、走り出した。
周囲の目なんて気にしている場合じゃない。
待たんかゴラァ！勉強やってりゃ何でも許されると思うなよ！
頭に血が上った教育虐待母は、彼女の胸倉を強引につかんで止めた。
そして怒りの感情のまま、彼女の目を覗きこむ。
タカラは涙をこらえてた。
ついにこぼれた涙を隠して、下を向いて、車に走るタカラ。
緊急事態のアラームを頭でガンガン鳴らして追いかける私。
うわああああーーーー！！！！！
車に戻ったとたんに、タカラが大泣きした。
松江塾で面談依頼した時とは違う泣き方。
混乱して泣きわめくのではなく
大粒の涙をボロボロ落としながら大声で泣いた。
最後までできなかった
途中で焦っちゃった
見直しできなかった
出来なかったのに、母が「よく頑張ったねー」て
頑張れなかったのに
泣きそうで我慢してたのに
笑顔のフリしてただけで
早く 早く 早く
早く車に乗って母に話して泣きたかった
大失敗！！！最悪！！！母親失格！！！！
そうだよ。
どんなに立派な肩書のベテラン講師だろうが
私の大事なタカラのことなんて
誰もこれっぽっちも知らないじゃないか。
そんなオッサンの言うことより
私の目の前のタカラの顔つきの方が
史上最大の大優先に決まってるじゃないか
わたしのおおばかものーーーー！！！
落ち着いたタカラに
特別サービスのコーラを飲ませて
２人で解決策を考えた。
タカラの気持ちに気付けなくてごめんね。
わかってあげられなくて本当にごめん。怒ってごめんね。
伝えたくても言えなかったんだね。母わかんなかった。
「タカラも伝えられなくてごめんね。でもしゃべったら泣いちゃいそうで、話せなかったの」
じゃあ、言葉にしなくても伝えられるように、
今の気持ちを伝えるサインを決めよう。
ジャンケンのパーは
元気だよ、ゆっくり話せるよ、のサイン
ジャンケンのチョキは
困ってるからちょっと放っといて、１人にして、待ってて、のサイン
ジャンケンのグーは
声も出せない緊急事態！大至急で家に帰りたい！のサイン
不安だから早く家に帰りたい。
家は彼女の安全基地なんだな。
私がポレポレポレポレ
自分に言い聞かすように意識し始めたのも、
ここからだ。
全国模試の価値には感謝している。
でも
受験したら
その組織を認めることになりそうで
メリットと怒髪天を
天秤にかけている。
