私が積み重ねた《帳尻合わせ力》


中学生の私が 猪突妄信だったおかげで

こんな私でも国家資格を持っている

 

アホ中学生だった過去の私よ、ありがとう。

 


まぁ国家資格っつってもピンキリですよ

テレビに出たり、なんか監修したり

カッコイイね!

私は無関係ですけどね。

 

 

とにかく

私の長い管理栄養士戦国時代で身についた術は

ズバリ『 帳尻を合わせろ!の術 』だと思う

 


食器カゴごと床に落として皿が全滅!

ミキサーから煙が出てるぅ!

昨日の地震でガス止まってた!

これから使うはずの肉が消えた!?

水道が止まらなーい!

 


現場の手に負えない事は

管理栄養士に全部あつまる(私だけ?)

 

工具の扱いと電気ガス水道の仕組みも

試験の必須科目にしたらいいと思う

…なんて遠い目で現実逃避したいが、しかし!

そんな場合ではない目の前の緊急事態

 

 

どんなに絶体絶命でも

定時のごはんを待つ人がいる

 

投薬、オペ、リハビリ、お昼寝、5時間目…

他の専門職の皆様にもご都合がありますからね

 

ミキサーが動かなくても

ガスが止まっても

ゴハンを出さないってわけにはいきません

 

昨日のホイコーロー

やけに肉が多かったねー…あっ!

 


毎日いろいろありましたが

大ぴんちは誰のせい?

と言ってる間は解決しませんね

 

いかに早く

「じゃあどうする?」

の思考を始められるか

 


初心者マークの頃は、食器カゴを落としたおねいさんにちょっと冷たい態度を取っちまったりしましたね(ごめんなさい)


でもさ

その皿べつに私が買ったわけじゃないし

私の財布は痛くも痒くもない

 

だったら優しく恩を売ってやれ!

と腹黒く方針転換しました

 


大ぴんちの第一声は必ず

「ケガしなかった?」

(意:労災は無いよね?)

 

あるいは

「どうりで昨日のホイコーロー豪華だったー」

(意:昨日食べた人、連帯責任ですよー)

 

そして

「無いものはしょうがない。どーすっかねー」

と続けると

 

いろんな人がいろんな仮説を言ってくれて

さらに人員と時間を条件下に仮説を精査して

決断して動き始めて

とにかく定時と言える範囲内でごはんを提供

 


そう、私が積み重ねたのは

帳尻合わせ力である

 

薄皮継続力が無い

口先大魔王の爆誕じゃい!

 

 

そして今に至り

可愛く賢い娘を産んで

松江塾に出会ってしまったので

薄皮力の最重最強を知る

 

帳尻合わせ力じゃ勝てません